
Q&A
ジャー炊飯器
- ステンレスに比べ、炭の方が優れている点は?
- 炭はステンレスと比較すると以下の点が優れています。
磁力線の浸透深さ…ステンレスに対して約40倍※1
熱伝導率…ステンレスに対して約4倍※2
電気抵抗…ステンレスに対して約16倍※2
※1:磁力線の浸透深さ(発熱厚み)比較。ステンレス(SUS430)0.242mmに対し、炭9.97mm。磁力線の浸透深さ(発熱厚み)は、浸透深さの計算式に基づき、当社にて算出。
※2:炭の電気抵抗は、本炭釜素材の当社測定値。ステンレスは、ステンレス協会発行「改訂 ステンレスの初歩」より引用。
- 炭がIHと相性が良いといわれる理由は?
- 炭は熱伝導率が高く、磁力線を通しやすいため。
- 手作りの内釜が良い理由は?
- 理想の内釜形状に作ることができるからです。
BW10Gの内釜は、段付き内釜にすることで、うまみ成分のふきこぼれを抑え、高火力での連続した沸騰を可能にしています。また、釜底は業界最厚※10㎜に削り出すことで、炭特有の素材特性との相乗効果で大きな泡(高温の蒸気)を発生させ、内釜全体をしっかり加熱します。
更に、釜底を凸形状に加工することで、中央部に大泡をより多く発生させ、激しい熱対流を起こし、炊きムラを抑え、ふっくら炊き上がります。
※2022年6月現在。釜底中央部10㎜。国内市場におけるIHジャー炊飯器において(当社調べ) - 本炭釜の遠赤効果は?
- 遠赤外線放射量は炭炊釜の約1.3倍(波長6µm)です。炊き上がりの粒感をより一層高める効果があります。※当社調べ
- 職人による手作りの内釜は、完成まで何日かかる?
- 約100日です。炭のブロック完成まで約90日、本削りは約10日かかります。
- 本炭釜の制作工程は?
-
- ①多孔質で硬い炭素質の固体に結合材を混ぜて基材を成形(圧縮成形)
- ②基材を一次焼成(約1250℃)し、不純物を除去 (この間約30日)
- ③焼成後の基材に結合材を含浸させ、二次焼成(約1250℃)し不燃物を除去。 (この間約30日)
- ④二次焼成後の基材を黒鉛化(炭素質⇒黒鉛質:結晶化したもの)するため約2800℃で焼成。(この間約30日)この時点で結合材は揮発します。
- ⑤黒鉛化した素材を、職人がひとつひとつ丁寧に削り出し、内釜形状に成形します。
- 内釜は何層構造か?
- 本炭釜は炭99.9%の単一構造なので1層です。
(炭炊釜VX・VV・XSシリーズは5層厚釜構造、VEシリーズは2層厚釜構造です。
小容量シリーズSWDは本炭釜なので1層です。SEシリーズは金属2層構造です。) - 本炭釜の内釜は割れますか?
- 割れます。耐衝撃性はステンレス以下です。強度は、一般の陶器と同程度です。
- 本炭釜の内釜に割れ、欠けが発生したら?
- 部品扱いとして、サービスセンターで対応しています。
BW10G:30,800円(税込)/VW10F:25,619円(税込)/SWD:20,966円(税込)
※2022年4月時点。 - 従来品の本炭釜KAMADOと新しい本炭釜紬の断熱構造の違いは?
- 断熱材+空気断熱層を追加した「新エア断熱5層」に進化しました。
断熱素材には自動車や航空機といったエンジンをともなう機械の耐熱防音用でも使用される断熱性能の高いメラミンフォームを使用。また、熱が伝わりにくく高い断熱効果が得られる空気層をつくることで、火力を後押しし高火力を維持できるようになりました。
BW10G:外側から内側にかけて、5mm+5mm+3mm
AWB:3mm+10mm - 熱密封リングとは?
- 熱を逃がさない構造にするために、内釜と本体が接する部分に施した、シリコン製のリングのことです。これによって内釜と本体の間に隙間がなくなり、熱を逃さず効率よく加熱します。
- うま早モードとは?
- 早炊きでもおいしいごはんが炊けるモードです。
[NJ-BW10Gの場合]
0.5合炊飯時約28分、3合炊飯時約29分でおいしく炊き上げます。炊飯容量は3合までです。ちなみに「お急ぎモード」は0.5合炊飯時約19分、3合炊飯時約24分です。
※条件により異なります。 - うま早モードは、どこを時間短縮しているの?
- 予熱時間と蒸らし時間を短くしています。
[VW10Fシリーズの場合]
通常、予熱18分、本炊き18分、蒸らし12分で約48分で炊飯しますが、うま早モードは、予熱8分カット、蒸らし7分カットし、約29分で炊飯します。
[BW10Gシリーズの場合]
通常、予熱20分、本炊き15分、蒸らし15分で約50分で炊飯しますが、うま早モードは、予熱10分カット、蒸らし11分カットし、約29分で炊飯します。
※条件で炊飯時間は異なります。 - 芳潤炊き(玄米)の炊飯時間は?
- [NJ-BW10Gの3合炊飯時場合]
予熱30分、本炊き52分、蒸らし15分の計97分です。玄米ふつうモード(83分)と予熱時の温度制御が大きく異なります(玄米芳潤は高温を保持)。
※条件で炊飯時間は異なります。 - 芳潤炊き(玄米)の炊飯容量は?
- 1合から3合までです(従来の玄米と同じです)。
- 低温調理とは?
- 一般的な低温調理とは、約56℃~95℃程度に水温やオーブンの温度を設定し、ゆっくりと加熱する調理法のことをいいます。本炭釜 紬は、約65℃~85℃で調理できます。
- 低温調理のメリット·デメリットは?
- [メリット]
①美味しさ
低温調理は肉や魚のたんぱく質変性を抑えられるため、食材本来の水分や旨みをそのままキープすることができて、柔らかくおいしい仕上がりになる。
②手軽さ
ジッパー付き耐熱袋に食材を入れてセットするだけで、調理技術も必要なくコンロの前にいる必要がない。
[デメリット]
時間がかかる(調理時間5~180分)。
ただし、その場にいる必要がないため、時短ではないが自由時間が作れる。 - 低温調理の手順は?
①材料をジッパー付き食品保存袋に入れ、空気を抜いて封をする。
②内釜に①を入れてから「低温調理」の水位線に水加減する。
③内釜を本体に入れ、ふたをする。
④「低温調理」ボタンを押し、温度·時間を設定する。
⑤「炊飯」ボタンを押して、調理スタート。
- 低温調理で使用できる袋は?
- 以下の条件を満たすジッパー付き食品保存袋を使用してください。それ以外の袋·容器は使用できません。
•未使用のジッパー付き食品保存袋
•ポリエチレン製
•耐熱温度100℃以上
•厚さ0.06mm以上
•サイズ 縦13cm×横18cm以下
- たべごろ保温と一定保温の違いは?
- [たべごろ保温]
保温による劣化をなるべく抑えつつ、食べごろな温度を保つため、低めの温度(約60℃)で12時間保温します。12時間を過ぎると、自動的に保温温度が高めになります。
[一定保温]
高めの温度(約70℃)を24時間一定にキープします。 - 部品類(内釜や放熱板、しゃもじ・タンク・カートリッジなど)のお手入れに、食器洗い乾燥機や食器乾燥機を使用できますか?
- 食器洗い乾燥機、食器乾燥機は使用しないでください。
傷・腐食・変色・ヒビの原因になったり、フッ素加工を傷めたりする可能性があります。 また、パッキン類は熱によって変色したり、劣化する場合があります。
お手入れの際は、台所用中性洗剤とやわらかいスポンジで手洗いしてください。
※スポンジの固いナイロン面では洗わないでください。 - 本炭釜 と 炭炊釜 の違いは何ですか?
- 本炭釜は、炭素材料を固めて焼き上げたものです。
耐衝撃性は、一般の陶器や土鍋と同程度です。
落としたり・ぶつけたりすると割れたり、ヒビが入ったり、欠けやすい素材
ですのでお取り扱いには充分ご注意ください。
炭炊釜は金属を加工した釜です。 熱伝導性の良い金属釜の外側に備長炭コート、内側に内面コート(フッ素加工)を施しています。 - 使用中に停電したらどうなりますか?
-
- 炊飯中 ⇒ 復帰後、そのまま炊飯を続けます。
- 予約中 ⇒ 復帰後、予約どおりに炊き上がります。
- 保温中 ⇒ 復帰後、保温を続けます(ただし停電時間が長く、ご飯が冷めてしまったら、自動的に保温をやめます。)
- 外国で使用できますか?
- 日本国内用ですので日本国外では使用できず、また、アフターサービス(保証)もできません。